五感体験型最恐お化け屋敷「血の糸」は、株式会社ダイトクコーポレーションと金沢美術工芸大学に通う学生たちがコラボレーションして生まれた企画です。
なんとこのお化け屋敷が位置するのはダイトクコーポレーションの社内の一室。
完全予約制で運営され、興行目的の施設ではないため無料で観光することができるのです。
「血の糸」の舞台となるのは廃墟となった病院です。
かつて人体実験が行われたという噂があるこの病院を訪れた来場者は、数々の恐怖体験を味わうことができます。
「五感体験型」の名の通り、こちらのお化け屋敷には聴覚・嗅覚・味覚・触覚・視覚をフルに使った仕掛けが施されているのですが、なかでも見どころとなるのはやはり造形のクオリティの高さでしょう。
現役の美大生が手掛けたとあって、リアルな造形が細部まで追及され、まるで美術館のような空間が作り上げられています。
総勢13名の学生が49日にもわたる制作期間をかけて作り上げた上質な空間は、もはやお化け屋敷の域を超えたひとつの芸術作品であるといえるでしょう。
さらに特徴的なのは、このお化け屋敷がバージョンアップされることです。
オープンして約1年の間、すでに3回のリニューアルを重ね、恐怖ポイントも5か所から21か所まで追加されています。
そのため一度来た方でも、訪れるたびに何度でも新鮮な恐怖を楽しむことができるのです。
五感体験型最恐お化け屋敷「血の糸」は、金沢の新たな観光スポットとしてぜひ訪れたい施設です。